一日一歩のローグライクハーフ/3:無料兵士で立ち止まる。

パラメータによって少しだけ人となりの輪郭が見えてきた、我が主人公ソール・オ・リエンス青年。冒険へ出かける為に、最後の仕上げをしていきます。

シナリオ「黄昏の騎士」では、主人公は最初に金貨10枚を持っていることになっています。何故持っているのか? その経緯は明らかにされていませんので、掘り下げたい場合はいくらでも肉付けをすることが出来ます。燃えますね。

ソールくんと金貨10枚の関係は考えておくとして、迷宮探索に必要な装備を整えなくてはなりません。すべて使い切る必要はなく、取っておけば後々に役立つこともあるとルールブックには記載があります。

しかしまあソールくんもプレイヤーも初心者です。ダイビングを始めるときはスクールで資格を取りますし、車の運転だってまずは学校から第一歩を踏み出すわけです。何事も最初は基本が大事。迷宮探索だって、プロフェッショナルなお店で装備を整えることが命を守る要になるはずです。

さて、初期装備というものがあります。

主人公が最初から持っているものです。

ソールくんの場合は「ランタン、金貨10枚、食料2食分、弓矢またはスリング、軽い武器、革鎧」となります。

「軽い武器」には具体的な指示が無いので、想像力にお任せスタイルです。燃えますね。

プレイヤー、この装備を眺めて思いました。

「貴族のお坊ちゃんが決闘に行くなら(相手は騎士と名乗ってますし)、剣が欲しいって言いだしそうじゃない?」

「軽い武器」と、剣を含む「片手武器」は別カテゴリです。彼の名誉の為に買っとくか。よし。金貨5枚です。お財布の中身が一気に半減しました。

いいんだ、ソールくんの名誉のために必要だから。

続いて9人選べる従者の選択。

何と無料で雇える兵士さんもいます。

ブラックな組合に斡旋されてないか!? とふと疑いましたが、雇用主次第では冒険の貢献度やなんやかやで良い分け前を得られ、契約金をもらう以上に稼げる可能性があるから、ということかもしれません。それに、まだ特殊技能の無い兵士さんですから、当たり前の条件設定という理由もありえそうです。あとは日々のご飯が食べられるだけいいとか。うーん、噛めば噛むほど味わいのある無料兵士さん。ホワイトな職場になれるように頑張りますね。

無料の兵士さん以外にも、様々な技能を持った方々に声を掛けることが出来ます。

今回は以下のように採用しました。ソールくん一行の出来上がりです。

  • 兵士(無料):6人
  • 魔術師(金貨5枚):1人
  • ランタン持ち(無料):1人
  • 太刀持ち(無料):1人

舞台が地下迷宮なので、誰かがランタンを持たなくてはなりません。片手が塞がってしまうので、両手持ちのアイテムが装備できないなど不便です。そこで専門のランタン持ちを雇いました。

またソールくんが装備している遠距離武器(弓にします)は先制攻撃できるものの、次のターンは別の武器に持ち替えるため先頭に参加できないというマイナスがあります。これを補うために太刀持ちも雇います。それに太刀持ちの小姓さんがいるのって貴族っぽいですよね、という理由もありました。

で、加えて遠距離攻撃できるサポーターが欲しいな、ということで選んだ魔術師(魔術は【気絶】を選択)がお財布の残り半分をごっそり持って行きました。くっ。だがうちのソールくんにはお守りが必要なんだ!

あれ、これで万全の備えなのか?

もっとポーションなど備えるつもりだったのですが。

やや不安になってきたプレイヤーですが、クーリングオフは出来ません。

準備はここまで。腹をくくってソールくん一行、いざ迷宮へ!